「大手エージェントと並行して特化エージェントを使いたいけど、若手向けは情報が少ない上に信憑性がないな。第二新卒や若手向けとされている株式会社MAPの実態を知りたい。」
今回はこのようなお悩みをお持ちのあなたに向けた記事です。
本記事の内容を参考にするだけで
株式会社MAPの実態を知る手かがりとなり、自分に合っているエージェントなのか判断する一助にする
ことができますよ。
私は「20代半ばの若手かつ転職活動歴9ヶ月以上」なので、その目線で利用した体験談を皆さんに提供することができます。
第二新卒や若手向けのエージェント利用を検討している方々にぜひご一読いただきたい記事です。
株式会社MAPとは
株式会社MAPとは2007年に設立された第二新卒・若手向けの新興転職エージェントです。
従業員数129名という小さな組織ながら、その丁寧なアドバイス内容が支持され、リクナビNEXTから「最優秀エージェント賞」、マイナビ転職エージェントから「ベストマッチングオブザイヤー」を受賞しています。
2020年現在の保有求人数は1万件以上で、営業・企画系・Web系と幅広い業界・職種への転職サポート実績があります。
若手であれば、転職活動を進めていく上で心強いパートナーであると感じてしまいますが、実態はどうなのでしょうか。次項でその真相に迫っていきたいと思います。
株式会社MAPの評判をメリットとデメリットを挙げて解説
ここでは20代半ばの現役転職者である私が実際に利用してみて判明した株式会社MAPのメリットとデメリットを公開していきます。
✔️メリット
- 案件紹介までのプロセスが丁寧
- 企業ごとに履歴書の記載内容を変更する手間を省ける
- 専用アプリ「365」で転職活動のプロセスが完結する
✔️デメリット
- こちらから催促しないと返信がこない場合がある
- 保有求人数が少ない
- ポテンシャル枠で応募できる求人は場合によっては少なくなる
メリット①:案件紹介までのプロセスが丁寧
序盤の面談で、前職での仕事内容や持っている価値観等の洗い出しを過不足なくサポートしてもらえ、それに準じた求人が紹介されます。
特にリクルートエージェント等で見られる自動求人レコメンドサービスは導入してないので、担当アドバイザーから厳選された求人を精査することができます。
メリット②:企業ごとに履歴書の記載内容を変更する手間を省ける
履歴書の雛形を事前に担当アドバイザーに共有すれば、エントリーした企業ごとに最適な内容に変更してもらえます。
例えばパソナキャリアであれば、エントリーする企業ごとに志望動機欄をリライトする必要がありますが、その手間を省くことができます。
メリット③:専用アプリ「365」で転職活動のプロセスが完結する
序盤の面談後に専用アプリ「365」への登録ができるようになり、このアプリ一つで担当アドバイザーとのやり取りや、求人内容の精査、エントリーが完結します。
このアプリはLINEのようなチャット型のコミュニケーションツールであり、気軽にアドバイザーに相談できるのが強みです。
アプリ内の構成は以下のようになっています。
ホーム画面です。下のアイコンで「メッセージ」「マイページ」「設定」を選択できます。
メッセージ画面です。LINEのようなUIで気軽にアドバイザーとチャットすることができます。
また、赤枠で囲った右上の通話アイコンで担当アドバイザーに通話することもできます。
マイページ画面です。アドバイザーから紹介されてまだ手を付けていない求人は「確認待ち」に、エントリーした求人は「応募済み」に、エントリーを迷っている求人は「保留」に移動します。
設定画面です。プロフィールやパスワードの変更、通知の有無を設定することができます。
デメリット①:こちらから催促しないと返信がこない場合がある
こちらから催促しないと、返信が返ってこないことが頻繁にありました。
アドバイザー一人に対して抱えている求職者が多く、優先度が低い求職者は連絡が後回しにされている印象です。
エージェントも営利組織なので、内定に繋がりそうな求職者を優先するのは当然であるとは言えます。
デメリット②:保有求人数が少ない
中小エージェントということで、扱っている求人数が圧倒的に少ないです。
例えばリクルートキャリアは30万件、パソナキャリアは4万件の求人を保有していますが、株式会社MAPは1万件程度となっています。
【リクルートキャリア】
【パソナキャリア】
元々従業員数が少ないということもあり、それに比例して新規開拓できる企業も少なくなっているのだと考えられます。
また、これは私がアドバイザーに聞いた情報ですが、独占求人は10社程度であると回答されました。
デメリット③:ポテンシャル枠で応募できる求人は場合によっては少なくなる
Web系等の専門職になると、求人数が少なくなります。
扱っている全求人に占める専門職の割合が少ないのが原因です。最も多く扱っている職種は「営業」です。詳しくは下表をご覧ください。
株式会社MAPを使うべき求職者
これらの理由から株式会社MAPを使うべき求職者は
「専門職以外を目指しており、同職種への転職を目指している若手」
となります。
私自身、若手であるメリットを有効活用するべく、若手特化の株式会社MAPに登録しましたが、予想以上に活動が難航しており、面接まで進んだ企業は一社もありません。
私は前職がSIerの法人営業職で、Webマーケティングへの転職を希望していますので、苦戦が強いられるのは必至であったといえます。
「若手は売り手である」の考えは幻想です。しっかり自身のキャリアを整理した上で、使うべき転職エージェントを見定めることをおすすめします。
尚、本ブログでは「パソナキャリア」を特におすすめしております。
おすすめポイントは以下の通りです。
✓はじめての転職に強い
はじめての転職ならではの不安や疑問を解消できるよう、転職活動のやり方や自己PRの仕方など、 丁寧にサポートしてくれます。
また、年齢や職歴に関わらず、担当アドバイザーが親身に相談に乗ってくれます。
ゆえに登録を断られるということも少ないです。
カウンセリング面談を受けると、転職活動のノウハウがつまった「ガイドブック」を無料で受け取ることができます。
✓女性の転職に強い
創業40周年を迎えるパソナグループでは、創業時から女性の就労支援に力を入れています。
長期的に活躍していきたい方、専門スキルを伸ばしたい方、管理職に挑戦したい方など、 目指したい働き方を実現できるキャリアパスを一緒に探してくれます。
女性の転職支援実績も多数あるので、 実際に転職した方からの情報も含め、求人票だけではわからない有益な情報を提供しています。
☆無料で登録できます。
株式会社MAP利用に関するよくある質問
ここでは実際に株式会社MAPを利用するにあたりよく質問される内容を厳選しました。以下、それぞれ回答していきます。
✔️質問一覧
- 30代でも利用を断られることはないですか。
- 支店展開していますか。
- 専用アプリ365では求人検索はできないんですか。
「30代でも利用を断られることはないですか。」
株式会社MAPは若手向けであるとはいえ、メイン登録層は25歳〜35歳となっていますので、30代でも断られる可能性は低いです。
参考までに年齢別分布表をご覧ください。
「支店展開していますか。」
全国の支店一覧は以下の通りです。
- 東京都:
〒150-0012
東京都渋谷区広尾1-1-39
恵比寿プライムスクエアタワー5FTEL:0120-150-256
- 大阪府:
〒530-0001
大阪府大阪市北区梅田1-1-3
大阪駅前第3ビル 6FTEL:06-6136-5160
- 愛知県:
〒451-0045
愛知県名古屋市西区名駅2丁目34-17
セントラル名古屋1101TEL:0120-150-256
- 福岡県:
〒812-0011
福岡県福岡市博多区
博多駅前2-19-17
トーカン博多第5ビル3FTEL:0120-150-256
- 宮城県:
〒980-0021
宮城県仙台市青葉区中央2-2-10
仙都会館 5FTEL:0120-150-256
「専用アプリ365では求人検索はできないんですか。」
できません。あくまで、担当アドバイザーから紹介された求人を精査するためのツールです。
求人検索はこちらからすることができます。但し、企業名が非公開であることが多いので、詳細は担当アドバイザーに聞くことをおすすめします。
まとめ
株式会社MAPは若手向けであると売り込んでいますが、誰に対してもフェアというわけではなく、やはり他エージェントと同様、人を選びます。
ポテンシャル枠の求人を探すだけであれば、他の大手エージェントに登録する方が現実的であるといえるでしょう。
元々エージェントとは求職者を売り込むというビジネスの上に成り立っていますので、一定のキャリアを積んだ求職者が対象となってしまうんです。
そのため、我々若手は「直接応募」や「転職サイト」を駆使して着実に転職活動を進めていきましょう。
本ブログでは、私の実体験を通じて得られた「生きた転職情報」をお届けしています。
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