どうも、みーくんです。
春一番の季節が到来し、最近は強烈な風により花粉の飛散量が増えていますね。おかげさまで、部屋の窓を開けてからくしゃみするまでの最短記録を達成してしまいました。コロナ対策と合わせてマスクを常備しておきたいものです。
さて、本日は転職活動ネタの中でも初歩的でありつつも重要な「転職の軸」についてお話しできればと思います。
「転職の軸」は段階を踏んで考えていく
仕事は日常生活における大半の時間を占めており、定年も2025年を目処に65歳まで引き上げることが決まっている昨今、職場を変えることは人生における重大なライフイベントであると言えるでしょう。そのため、自分が会社に求める条件を洗い出し、ミスマッチを起こさないように慎重に活動を進める必要があります。
今後のキャリアプランを見据え、いざ転職活動を始めようとした際に明確にしておくべきは「転職の軸」です。ここがブレてしまうと、転職先でも似たようなストレスを抱え込んでしまうことに繋がり、前職での二の舞となりかねません。
大手転職サイトやエージェントでも転職の軸を作成することの重要性は語られているとはいえ、そもそもの言葉が抽象的であり、具体的に何から始めれば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。しかし、過去を丁寧に振り返り、段階を踏んで考えていけば容易に作成することができます。
転職の軸を先に作成しておくことで、面接時に頻繁に質問される「転職理由」や「志望動機」にも一貫性を持って回答することができるので、ぜひご参考にしていただければ幸いです。
先んず概要ベースでお伝えすると、転職の軸は以下の順序で考えていけば過不足なく作成することができます。
- 転職の目的を洗い出す
- その目的は現職では解決できないのかを考える
- 転職の目的をできるだけ前向きな内容に変える
- 会社から与えられることばかりを考えず、自身の価値を還元することを考える
- 転職の目的を達成する手段として会社を据える
- 手段として据えた中でも、何故その会社でなくてはならないのかを言語化する
- 入社後のキャリアプランを考える
次項で詳細を述べていきます。
具体的な作成方法
ここでは、実際に転職の軸を作成する際の方法を詳細に記載します。
まず、「①転職の目的」ですが、大体は以下のように分類することができます。
- 年収UP
- 激務からの解放
- 人間関係のリセット
- 適性の合わない仕事からの離脱
- スキルが身につかない仕事への見切り
転職理由が複数ある場合には、多くとも3つに絞ってください。転職活動は時には妥協することも必要になりますので、優先順位を決めることが最適解になります。
次に、「②これらは今の会社では実現できないのか」を考えてみてください。本人が異動を希望しており、異動先にポストが確保されていれば、適材適所を意図した配置換えをした方が本人と会社お互いのためになります。しかし、転職者の多くは社内異動が叶わなかった、もしくは早期退職制度に申し込んだ方々になるでしょう。
そのため、次は「③転職の目的を前向きな理由に脚色」してください。①で洗い出した転職理由は本音ベースでの転職理由であり、このスタンスで活動を進めてしまうと、選考で見送りになるリスクが高まります。例えば、面接時にストレートに面接官に伝えてしまうと、他責にする人間であると判断され、また同じ理由で離職するのではないかと不安を煽ることになります。前向きな理由に脚色する具体例としては
「現職に適性がなかったから」
という理由を
「現職では有意義な日々を送れていたが、自身の長所を生かせる職種でキャリアアップしていきたいから」
と変えるだけでも随分と印象が変わります。
次に、企業が自分を採用することでどのようなメリットがあるのかという観点で、「④仕事を通じて提供できる価値の洗い出し」を行います。前向きな転職理由だけを押し出しても、自社利益に貢献できない人材には投資したくないというのが企業心理だからです。
自分が会社に貢献できる価値を洗い出すには
「好きなこと」×「得意なこと」
というフレームワークで考えることが重要です。「好きだが苦手なこと」は、会社への即戦力とはならず、「嫌いだが、得意なこと」は仕事が続かないからです。この二軸を元に洗い出したら、仕事のどの部分で生きるのかを明確化しておいてください。
次に「⑤転職の目的を達成する手段として会社を選択」してください。こうすることで、面接での回答が「御社が…」から「私は…」に自然と変わります。そうすると、自身の考えに則り主体性を持って取り組める人材だと判断される可能性が高まります。毎日満員電車で通勤し、会社で仕事をこなすこと自体を目的化してしまうと、人生の意味を見失います。最近は過労自殺も多発しておりますので、自分の意思を優先して考えてみてください。
そして、手段として据えた数ある会社の中でも「⑥何故、その会社でなくてはならないのか」を言語化してください。中途面接においては、志望動機を聞かれることは実は少ないのですが、書類選考時には志望動機欄への記入が必須になります。
そして最後に、「⑦入社後どのようなキャリアを形成していきたいか」を考えてください。面接対策としては、応募企業が進む方向性を事前にリサーチしておき、それに準ずる形で自身のキャリアプランを述べることが効果的です。例えば、
企業「ゆくゆくはIT投資を活発化させ、生産性向上に取り組みたい」
とあれば、
自分「業務を通じて、最新のIT技術にキャッチアップし、昨今社会問題となっている生産性向上のための施策を立案できる人材を目指したい」
となります。
いかがだったでしょうか。「転職の軸」の全貌をご理解いただけたかと思います。
本記事の内容はYouTubeチャンネルでも分かりやすく説明しておりますので、お時間のある方は参考にしていただければ幸いです。
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