みーくんの思考世界

自身の経験から転職活動の実態を綴るブログです。必要な情報を必要とするユーザに過不足なく提供できるコンテンツを目指しています。

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転職活動における「正しさ」は、その脆さゆえ疲弊を誘発する

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どうも、みーくんです。

本日はハロウィンですね。昨年渋谷区で暴動が発生し警察沙汰になったにも関わらず、懲りずに仮装して出歩いてるお化け達が一定数いるので、厳戒態勢が敷かれている状況です。彼らによって渋谷区の補正予算が使われる渋谷区民には同情しかありません。

そんな中、私は本日付で3年間勤めていた会社を退職します。紆余曲折ありましたが、確実に自分を成長させることができたように思います。

明日からは心機一転、納得のいく転職を実現するべく邁進していく所存です。本日も転職活動の現況を述べていきます。

 

書類選考通過率を上げるために

私は現在、転職エージェントサービスに登録しており、担当コンサルタントと週1回面談しています。本日は、履歴書と職務経歴書の添削をしていただきました。

履歴書は概ね良好との評価でしたが、職務経歴書は以下の指摘を頂戴しました。転職活動中の方のご参考になれば幸いです。

※年齢やキャリアによっては、当てはまらない場合があることをご了承ください。想定しているケースは「20代中盤、法人営業職から異職種への転職」になります。

 

①職務経歴書に記載する項目の順序について

一般的には「職務要約→職務経歴→自己PR」の順での記載が推奨されているが、今回は異職種への転職を考えており、自分の強みが求人募集の人物像と合致していることをPRしたいため、自己PRは職務要約の後に記載する。

 

②職務要約について

3年間の業務経験が営業職なので、記載が営業寄りになるのは仕方ないが、応募先企業の業務に近いような形で脚色すると良い。

 

③職務経歴について

②と同様、応募先企業の業務に近いような形で脚色する。また、内容が抽象的になっており、実際に何をしたのかが見えてこないので、担当したクライアントの課題やそれに対してどのように動いたのかを具体的に記載すると良い。

 

④自己PRについて

内容は問題ないが、全体的にボリュームが少ないので、業務レベルで何をしたか盛り込むと良い。

 

集合研修では、職務経歴を簡潔に記載するよう助言いただきましたが、そこを意識しすぎたようです。応募先企業によって脚色・具体化して書類選考通過に向けブラッシュアップを継続していきたいと思います。

履歴書には修正事項はなかったものの、個人的な懸念点があります。それは、「志望動機」欄についてです。ここでは、「何故貴社でなくてはならないのか」を伝える項目ですが、今後面接に進んだことを見越して「転職動機」も盛り込むべきか悩んでいます。

志望動機と転職動機は似て非なるものであり、時間的な順序が異なります。現在勤めている会社では続けていけないので、他企業へ就職することを決意した理由が「転職動機」であり、転職活動を進めていく中で一企業を選んだ理由が志望動機です。私の転職動機と志望動機を要約すると以下のようになります。

 

①転職動機

「自分の都合の良いように解釈し、固執してしまう」「思い込みが強い」等の性格特性によって現職の営業という職種とミスマッチしていた部分があり、それが原因で社内で認識の相違が発生しストレスを抱えていた。そのため、より自分の適性に合った仕事を探したいと考えるようになった。

 

②志望動機

これまでSIerの営業として請求・決済システムの提案を行い、顧客の業務改善を促してきた。この業務経験と習得した知識を踏まえ、今度はユーザ部門側に立ってシステムを応用した業務推進に携わりたいと考えるようになった。特に、貴社の〇〇(※便宜上、経営企画職の業務内容を想定)では私の強みを余すところなく活かすことができ、貴社の経営課題解決に向け貢献することができると考えた。

 

履歴書上では②の記載は必須ですが、①は枠内文字数の関係上省くことがほとんどだと思います。しかし、面接では「そもそも何故退職したのか」は鉄板の質問なので、事前に履歴書に記載するのもアリなのではないかと考えています。このあたりは、担当コンサルタントと会話しながら今後の方向性を定めていきます。

 

ミスマッチを防ぐために「脚色」は最低限にするべきである

前述の内容を見返してみると、職務要約・職務経歴・自己PR・志望動機に共通しているのは応募先企業の業務内容に近い形に脚色するということですが、この「脚色」という表現に些か違和感を覚えています。脚色の意味しているところが「強調」程度であれば問題ありませんが、実績の偽装等は控えるべきでしょう。内定を目標に活動していた新卒時代は嘘を羅列していましたが、その二の舞は何としてでも避けたいのです。そもそも生粋の詐欺師の素質でも持っていない限り、一貫性がないと見抜かれ、面接の場でボロが出るリスクも孕んでいます。私の今回の目標は「ミスマッチを回避すること」であり、転職におけるミスマッチは相手先企業も私も不利益しか被りません。そのため、正直ベースで申し上げると、企業の求める人材を研究してそれに沿った自己PRを作成するというプロセスにも懐疑的です。素の自分を受け入れてくださる企業に入社することが理想形であり、採用側もリスクヘッジになるからです。

しかし、現実はどうでしょう。新卒就活の場でも中途採用の場でも嘘つき合戦のオンパレードです。現行の転職システム自体を否定する気はさらさらありませんが、少なくとも不毛な活動をしている側面はあります。我々転職者としては、目標を内定ではなく、仕事を通じた自己実現に据えるべきでしょう。したがって、自身の業務経験を洗い出した上で応募先企業の業務内容を細分化し、合致する内容があれば、そこを強調してPRすれば良いのです。今は売り手市場なので、求職者が企業に寄せていくのではなく、企業が求職者に寄せるくらいの心の余裕でいれば、精神衛生上良いのではないかと考えています。