みーくんの思考世界

自閉症スペクトラム障害、うつ病で休職中の男が綴る雑記ブログです。YouTube配信もやっています。→https://www.youtube.com/user/xnfangbmg

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【復職】リワークプログラムで何を変えることができたか

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どうも、みーくんです。

本日は全国各所で花火大会が開催されていますね。特に隅田川花火大会では毎年多くの観客が詰め寄り、厳重なテロ警戒態勢も敷かれています。

さて、私は昨日7月26日を持ちまして、リワークプログラムを卒業いたしました。昨年の10月中旬に通所を開始したので、かれこれ9ヶ月以上通所していたことになります。

産業医の勧めで通うことにはなったものの、最初は乗り気ではありませんでした。しかし、確実に自分という人間を成長させてくれたと感じています。

本日は、リワークプログラムを通して、立案した対策を行動変容に落とし込むことができた実績と、リワークプログラムの利点・欠点について述べていきたいと思います。

 

リワーク内での行動変容と実績

私は発達障害である「自閉症スペクトラム障害」を抱えていますが、それ以外に私特有の特徴によっても、ストレス環境を引き起こしていました。休職前の会社と同じような指摘をリワークプログラムでもされ、思考傾向・行動傾向として浮き彫りとなり、それらへの対策を立案・実践してきました。

リワーク内で明確になった課題とそれに対する対策、及び周囲からの評価について、以下記載します。

 

■気に入らない相手を即座に敵視し、愛想が悪くなる。

[対策]

まともに話したことがない相手について、表面的な判断するのは早計だと考える。(私が知らない側面を持っている可能性もある。)

・気に入らないと判断しているのは自分であって、社会では受け容れられている現実を考える。

・その人の面白い部分を発見する。(嫌いという感覚に囚われてしまうと、客観的に考えるのが困難になり、良い部分は見つからないため。)

[周囲からの客観的な評価]

・相手に対する表面的な決めつけをしなくなった。
・「味方以外は全員敵」のような隔たった見方をしなくなった。

 

■指摘されると、素直に受け容れず、反論する。

[対策]

・上長からの指摘には以下を実践する。
①軽く目を閉じ一呼吸置いた後まずは相手の話を最後まで聴く。
②指摘とはすでに諦めている相手にはしないものなので、指摘されているだけありがたいと考える。
「管理者として適切に業務命令を出し、指摘も適宜入れないといけない指摘をする側の時間的・体力的な労力」を想起することで、あえて反論せず、「仰る通りですね」と肯定する。そこでは「不明点の確認」に留めておく。
④「まずは自分で解決策を考えてみます。もしそれで行き詰まってしまったら、別途ご相談させてください。」と返答し、上長の指摘通りに行動する。
⑤自分の意見がある場合は「確かにそのご意見もごもっともだと思います。しかし私は◯◯とも考えています。」等、相手の尊厳を傷付けずにIメッセージで主張する。その際、主張の根拠とメリットを簡潔に上長に伝える。

[周囲からの客観的な評価]

・分からないことについて、「興味がない」で終わらせず、他者にアドバイスを求めるようになった。
・自然体で、他人の意見を自分から聴きに行くことができるようになった。
・当初は「年齢差やキャリアは関係なく、平等であるべき」と考えていたこともあり、上下関係の捉え方が独特だったが、最近はそれを考慮してコミュニケーションできるようになってきた。

 

■相手の琴線に触れるようなことを平気で発言する。

[対策]

・どう思おうが、それは人間性や個性の自由が絡み個人で収まる問題なので大丈夫だが、それを強引に押し通してしまうとモラルがないと思われてしまうので、まずは相手の話を最後まで聴き、肯定する。思ったことや感じたことを何でも口走るようなことはせず、発言する前に一呼吸置いて、場の空気を悪くしないかという基準で言うべきかどうかを判断する。

[周囲からの客観的な評価]

・心の中で感じたことを何でも発言することがなくなった。
・言葉を選ぶことができるようになった。

 

■自分の正義こそが世の中の「正論」であると思い込んでしまう。

[対策]

・自分の「べき」の許容範囲を広げるために、以下を実践する。
①相手にも自分と同じ「べき」があるのかどうかを聞いてみる。
自分の「べき」を言わなくても相手が分かっているはずだと思い込んでいないかを振り返る
・「固有の価値観を持つ」ことは素晴らしいことだが、「価値観を他人に押しつける」ことは愚者のやることだと考える。

[周囲からの客観的な評価]

・防御のための攻撃性が薄まってきた。
・他の通所者と衝突しなくなった。
・自分を社会に適応させるために、自尊心を捨て、自分のどこが世の中の「普通」と異なるか謙虚に他者に聞くようになった。

 

■自己中心的に物事を考える。

[対策]

・都合通りに進まないことが社会の当たり前であると考える。したがって、「都合通りに進むはずだ。」ではなく「都合通りには進まないだろう。でもやることはやった。」と思考を転換することで、不測の事態に対応する。
・「焦るな!急ぐな!追うな!」をスモールスローガンとする。追うと遠ざかっていく経験をしてきたため。
・社内では、自分のタスクの円滑な進行よりも、相手への気遣いを優先して考える。業務進行が硬直しても、相談したい相手が忙しそうであれば、時間を置く。

[周囲からの客観的な評価]

自分ありきの社会ではなく、社会の中で自分は何者なのかを探求するようになった。社会の基準に自分を合わせることができるようになった。

 

■一つの課題に没頭してしまい周りを見ることができない。ゆえに、些末なタスクが抜け落ちてしまうことがある。

[対策]

通所した朝、当日の予定とタスクを洗い出し、そのために必要となるアクションまでOutlookの予定表に組み込んでアラートで通知される設定にしておく

[周囲からの客観的な評価]

一日の中で複数のタスクを行うことはできている。また、その内容を自分の基準ではなく、必要なこと・すべきことから優先順位をつけられている。優先順位をつけたものについては、しっかり最後まで完遂できている。

 

リワークプログラムの利点と欠点

9ヶ月以上のリワーク活動を経て気づいたリワークプログラムの利点と欠点を以下記載します。

 

[利点]

①職場を想定した"疑似会社"としての立ち位置なので、規則正しい生活習慣を定着させることができる。

②毎日、所定時間に通所するので、通勤訓練になる。

③オフィスワークを経て、休職中に衰えていた業務遂行能力を回復させることができる。

④グループワークを経て、相手の意見を正確に把握する能力と、自分の意見を論理的に発信する能力を回復させることができる。

⑤認知行動療法等の教育プログラムを経て、自身の歪んだ思考を見つめ直すきっかけとなる。

[欠点]

①毎日通所するので、毎月のリワーク代が高額になる。

②スタッフも人間なので、感情的になることがある。

③所内PCのパフォーマンスが悪いことがある。

④所内PCやプリンタの故障に対応してくれる管理者がいない。

⑤通勤中のサラリーマンを傍観して、社会のレールからドロップアウトした事実に嫌気がさすことがある。

 

まず利点ですが、起床時間・就寝時間が一定になるので生活習慣の改善が期待できます。また、復職後を想定して社会人として活動していくにあたって必要な諸能力を向上させることができます。

欠点ですが、やはり金銭的な問題があります。しかし、「自立支援医療」を申請していれば、月に支払う上限額を1万円以内に収めることができるので、そこまで負担にはなりません。また、スタッフさんは復職支援専門のカウンセラーであるとは言え、感情を持った人間なので完璧ではありません。そのため、理不尽に思える指摘を頂くこともよくあります。また、所内の機器トラブルにスタッフは対応してくれません。故障に対応できる管理者がいないので、私たち通所者がマニュアルを用いて対応する必要があります。所内PCのパフォーマンスに関しては通所初日にこちらでも愚痴を吐かせていただきましたが、卒業時まで一向に改善されませんでした。

 

www.miyqun.site

 

しかし、延べ9ヶ月に渡るリワークプログラムを経て、「会社基準に適合した自分を演じる役者になりきる」重要性を知ったのは大きな収穫でした。決して無駄ではなく、私にとっては必要な時間だったのではないかと感じています。

リワークプログラムでの学びを「知識」だけに留まらせず、着実に行動に落とし込んで、再休職をしないよう邁進していく所存です。