どうも、みーくんです。
令和時代に突入し、早一ヶ月が経過しようとしています。気分を新たに過ごしていきたいものですが、残念ながら耳に入ってくるのは痛ましい事件の連鎖です。「氣淑く風和ぎ」に相応しい日本が実現されるにはまだ時間がかかりそうです。
今回は5月に入り発生した事件と、その裏に潜む現代社会の歪みを考察していきたいと思います。
5月に発生した事件一覧
4月は交通事故が頻発していましたが、5月に入っても痛ましい事件が立て続けに発生しています。特に注目を集めているのは、以下の事件です。
5/23発覚 新宿殺人未遂事件
5/23に、東京都新宿区新宿にある自宅マンション(プレール・ドゥーク東新宿Ⅲ)で、ガールズバー勤務の高岡由佳(21)がホストと思われる知人男性を刃物で刺した。性行為をしている間に知人男性の携帯に女からの連絡が入り、それを見て激昂した高岡が行為中にそのまま刺した。彼女はメンヘラ気質があると疑われている。男性は意識不明の重体。
5/28発覚 川崎無差別殺人事件
5/28に、神奈川県川崎市で、岩崎隆一(51)がスクールバスを待っていた小学生19人を包丁で刺し、2人を死傷させた事件。彼は統合失調症の疑いが持たれている
5/28発覚 さいたま市通り魔
5/28に、埼玉県さいたま市で、刃物を持って襲いかかってきた鎌田幸作(68)に向かって警官が正当防衛により発砲。鎌田は死亡が確認された。
5/29発覚 スタンガン虐待
2/26に、福岡県北九州市に住む無職、後藤孝宏(45)が、高校生の長女、中学生の次女、小学生の長男の腕にスタンガンで通電する暴行を加え、長男にやけどを負わせた疑いが持たれている。
所感
このような凄惨な事件を耳にするたびに、この世で一番怖い生命体は人間だと改めて思い知らされますね。新宿の事件なんて、ヘタな猟奇小説よりもトラウマになりそうです。性行為で愛し合っていた人を、突然刃物で刺すという心理も想像に難いのですが、度を越えた愛は人を狂わせるいうことなのでしょうか。事実は小説より奇なりとはよく言ったものですね。個人的に、TVアニメ『School Days』を彷彿とさせます。
これら複数の事件に共通しているのは、何かしら精神を病んでいる方が加害者となっているということです。しかし、「精神障がいだから仕方ない」は理由はなりません。精神障がいを抱えていても自分の欲を自制し、人に迷惑をかけない方法で発散できる方は多くいらっしゃいます。したがって、人に危害を与える精神障がい者だけを隔離するべきです。なんとか社会に適応しようと頑張っている患者さんに失礼です。差別発言と捉えられても構いません。人が殺されてからでは遅いのです。
一方、当人が自制できないくらいに追い詰めてしまった社会にも原因がある気もします。世間体、学歴社会、貧富の差、人間関係…枚挙に暇がありませんが、これらは複雑化の一途をたどっており、やがて本人にしか分かり得ない脅威と化し、歪んだ感情をもたらします。貧富の差に限っては社会だけではなく、当人が原因を作り出してしまっている場合もありますけどね。例えば、先の見通しがなく計画性がない人ほど見境なく次々と子どもを産む傾向にあります。もはや、それが子供に対する虐待とも言えますね。
これからは自分の欲をいかに自制・発散するかが重要になりそうです。その方法を具体化し、浸透させるのも現代教育の務めではないでしょうか。