どうも、みーくんです。
異例の10連休も終盤を迎え、帰省ラッシュが始まる頃合いになりました。また、本日は令和初のこどもの日ということで、お子さんと出掛けた方も多くいらっしゃると思います。令和時代を担う子供たちに期待を寄せつつ、鯉のぼりを上げたいものですね。
さて、今回はそんなこどもの日について、雑学を述べていきたいと思います。
何故こどもの日には鯉のぼりを上げるのか
毎年5月5日には鯉のぼりを上げるご家庭も多いかと思います。それでは、何故鯉のぼりを上げる慣習が定着したのでしょうか。これは江戸時代まで遡ります。
江戸時代、徳川幕府において5月5日は重要な日とされていました。というのも、将軍を祝う日として定められていたからです。当時は武士と商人がいましたが、武士の家で7歳以下の子供がいる場合には、毎年5月5日には旗指物(はたさしもの)を立てて祝うという慣習になっていました。商人はそれに対抗して鯉のぼりを立て、庶民の間でも広まるようになりました。これが鯉のぼりを立てる発祥です。
そもそも何故鯉なのか
他の魚ではなく、何故鯉なのか疑問に思われる方も多いと思います。実は鯉には「出世魚」として広く知られており、中国の故事に由来します。それが「鯉の滝登り」です。中国の黄河の急流で、どんな魚も登りきれなかった竜門という場所に鯉だけが登りきれたというものです。ここから、鯉にはあらゆる障害を克服できる魚として信じられるようになり、転じて出世魚とまで言わしめるようになりました。したがって、子供の今後の成長を願うという意味で鯉のぼりを立てることは縁起が良いということですね。
端午の節句の「端午」とは何か
5月5日は国民の祝日としてこどもの日と言われていますが、季節の変わり目のいう意味合いで「端午の節句」とも呼ばれます。では、「端午」とは何を指しているのでしょうか。
端午は午(うま)の月の端(はし)と解釈できます。旧暦での午は5月を意味しており、端は月初という意味です。したがって、5月月初を指す言葉として端午の節句と呼ばれるようになりました。更に5日は同時に午の日とも呼ばれているため、午が重なり縁起が良いとして特に祝われるようになりました。
ちなみに、季節の変わり目を意味する節句は、以下の通り年に5回あります。
1月7日の「人日(じんじつ)の節句」
3月3日の「上巳(じょうし)の節句」
5月5日の「端午(たんご)の節句」
7月7日の「七夕(しちせき)の節句」
9月9日の「重陽(ちょうよう)の節句」