みーくんの思考世界

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令和な日本を目指して

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どうも、みーくんです。
ついに新元号が発表されましたね。5/1から施行される新元号は「令和」となりました。私が予想していた「光文」の予想は的中しませんでしたが、不思議と令和に対する違和感はないです。平成と比較すると洗練された印象を受けますね。今回は新元号発表から間もないということで、令和に関する話題を取り上げたいと思います。

 

令和発表に至る経緯

4/30に今上天皇である明仁様の譲位、5/1に皇太子徳仁(なるひと)親王の即位による皇位継承が行われることで、元号法の規定に基づき元号改正の時期になりました。表向きでは元号選定手続に則って、3/14に動き始めたとされていますが、関係者の証言によると、実態は3/14以前に有識者に元号候補の考案を非公式に依頼していたそうです。そして3/25週に、100案程度の候補から精査し原案を6つに絞り込みました。その6つの内訳は以下の通りです。

 

①令和
②英弘
③久化
④広至
⑤万和
⑥万保

 

これらの内訳はあらかじめ定められた選定基準によって選ばれています。すなわち、「国民の理想として相応しい良い意味を持つ」「漢字2文字」「書きやすい」「読みやすい」「これまでに元号や天皇のおくり名として用いられていない」「俗用されているものではない」の6つです。

最終的に「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育ち、一人ひとりの日本人が明日への希望と共にそれぞれの花を咲かせることができる日本でありたい」という思いを込めて「令和」が採用されました。そして、4/1の11:30頃、菅義偉内閣官房長官により正式に発表されました。

 

典拠は万葉集

令和の典拠は日本に現存する最古の和歌集『万葉集』の一節です。正確には「梅花の歌三十二首」になります。以下、抜粋を掲載します。

 

初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして、氣淑(きよ)く風和(やわら)ぎ、梅(うめ)は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、蘭(らん)は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かおら)す。

 

これを現代語訳すると以下のようになります。

 

初春のよき月にして、空気はよく風は爽やかに、梅は鏡の前の美女がよそおう、おしろいのように開き、蘭は身に飾った香水のように薫っている。

 

元号を日本の古典から採用するのは初めてになります。

 

所感

新元号予想ランキングには「安」が入った候補が多かったようですが、政府の方針でランキングに入った文字は避けてきましたね。個人的には平成の前の元号である「昭和」ですでに「和」の字が使われていたので、今回も入っていたことは予想外でした。それよりも少し気になったのが「令」という字です。これは、令月というより「命令」というマイナスな印象が強いのは否めないです。政府による支配を企む陰謀論が見え隠れしているような気がしますが、まぁそれは杞憂というやつですかね。
しかし、現時点で問題も浮上しているようです。というのも、中国ですでに令和が商標登録されていたと判明しました。権利者は河北省の個人で、指定商品は酒類です。新元号の選定基準には先ほどの6つの条件に加えて「商標登録されていないもの」も考慮されているのですが、海外までは調べられていなかったようですね。基本的に、商標権の影響範囲は国内に収まるので、致命的な失敗というわけではありませんが、日本政府の詰めの甘さが露呈してしまいましたね。
今後想定されることとして、令和18年生まれの人が"R18"と書かなければならないことに気の毒さを感じますが、H(平成)生まれの私が言えることでもないのかもしれませんね。