みーくんの思考世界

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日本の国家ランキングについて物申す

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どうも、みーくんです。
最近はインフルエンザが全国的に流行り、警戒が必要になってきていますね。感染経路には飛沫感染と接触感染がありますが、前者についてはとりあえずマスクで凌いでいます。ちなみに、定期的に水分を摂取することがインフルエンザ予防に効果的という情報を聞きました。口内に付着したウイルスが流されるからだそうです。
さて、前置きはこのくらいにしておいて、今回は世界的な国家ランキングにおける日本の評価について述べていきたいと思います。

 

概要

アメリカの時事解説誌USニューズ&ワールド・レポート誌の国家ランキング「ベスト・カントリー・ランキング」で、日本が過去最高の2位に浮上しました。「企業家精神の高さ」でトップに立ち、世界で最も「前向きな国」であることや、経済が上向きなこと、国民に健康的な環境を提供していること、文化的影響力の高さなどで高評価を得ました。一方、日本人は世界で最も自国を低く評価しているという分析結果も出たようです。

 

所感

基準を調べてみたところ以下の項目で総合評価されるようです。

 

項目:日本の順位

・企業家精神:1位

・原動力:5位

・文化的影響力:6位

・パワー:7位

・文化・自然遺産:10位

・生活水準:13位

・市民の権利:17位

・ビジネスの開放度:22位

・冒険的要素:39位

 

1位として評価された企業家精神の内訳は「世界とのつながり」「高学歴人口」「革新性」「高スキル労働人口」「整備された法的枠組み」です。しかし、今の日本企業の既得権益に縋る側面や、今後到達するシンギュラリティを見据えたIT産業への投資を渋っている状況を鑑みると、革新性が高いとは言えず、現実的評価であるとは思えません。例えば、現在AIの導入状況はアメリカが13.7%なのに対して、日本は5.0%という結果になっています。また、法的枠組みについては、「確立されているか」という基準であって、「遵守しているか」という観点がありません。というのも、カルロス・ゴーン取締役会長の逮捕で明るみになった「推定無罪の原則」が機能していない現状や、平然と労働基準法違反を犯しているブラック企業が跳梁跋扈している事実を見ると評価に疑問符がつきます。
また、日本経済が上向いているとの記載がありましたが、根拠をどこに据えているのかが不明です。というのも、2010年にGDPを中国に抜かれ3位に転落しているからです。更にIMF(International Monetary Fund,国際通貨基金)の統計によると、国民一人当たりのGDPを政権ごとに概観すると、第二次安倍政権で30.5%のマイナスとなっています。
日本人は自国に自虐的評価を下すとの分析結果が出たようですが、それは実際に住んでいる人間として根拠を持って下しているのであって、他国からの印象では汲み取れない部分があります。高評価を下せるなら下したいというのが日本人の率直な意見でしょう。