みーくんの思考世界

自閉症スペクトラム障害、うつ病により休職中の社会不適合者が綴る雑記ブログです。現在は、転職も視野に入れています。

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キンコン西野が構想する「新世界」とは

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どうも、みーくんです。

リワーク通所もついに週5となりました。目的は当然、会社に復職することなのですが、今になって6ヶ月もの長い期間を費やしてまで戻る必要があるのだろうかと不意に疑問が沸き上がってきました。復職できたとしても、元いた組織の体質が変わることはありません。念のため申し上げておきますと、私が所属していた会社は仮にも歴史のある企業だったため、会社特有の伝統があり、その伝統に固執している組織風土に薄気味悪さを感じうつ病に罹患したという経緯を辿っています。私は日本企業の右に倣えの文化が大嫌いなのです。

復職する必要性を感じなくなれば、リワークの意義も失われます。しかし、「働き方」という視点で考えれば、今の時代個人の力量で食い扶持を稼ぐこともできます。

何故、今更「働くこと」について見つめ直しているのかと言うと、とある一冊のビジネス書に手を出したことがきっかけです。

それは、元お笑い芸人西野亮廣さんが執筆し、2018年12月現在ベストセラーとなっている『新世界』です。本日はその概要と私の所感について述べていきたいと思います。

 

概要

今までは貯金をすることが美徳で堅実とされてきたが、これからは信用を稼いだ者勝ちの世の中になる。つまり、「貯金時代」から「貯信時代」にパラダイムシフトする。会社に所属して固定給を得、貯金をするという習慣が定着してしまうと、個人で稼ぐ力が失われてしまう。個人で稼ぐためには、クラウドファンディング等で資金を調達し事業を立ち上げる必要がある。その資金調達で必要となるのが「信用」である。常日頃から信用を積み重ねていけば、好きなタイミングで換金することが可能。信用を得るために必要なのは「嘘をつかないこと」である。効率的に資金を調達するには、「認知度」も大切だが、「信用度」がそれ以上に大切。ここでの信用度とは、信用そのものの量ではなく、信用の深さ。当然、認知度と信用度を兼ね備える人が最も効率的に資金調達できるのだが、「認知度が低いが信用度が高い人」が報われる社会を創出したい。それが「新世界」である。しかし、現代は信用を測る指標がないので、レターポットを導入した。レターポットとは、1文字5円で購入したポイントを使って気持ちを伝えたい相手に手紙を贈ることができるWebサービス。レターポットで販売する文字の流通量を制限し、有限の資源にすればお金のように皆が文字の価値を信じ始める。今ではあらゆる情報や技術が共有されて、サービスが均一化されている。そうなると、店を選ぶ理由に「誰の店に行くか」という選択肢が入ってくる。そこにレターポットでの評価を活用できる余地がある。このように貯信時代によって「サービス」よりも「人」が選ばれる時代が到来する

 

所感

「新世界」と聞いて、デスノートの夜神月や大阪の繁華街を想起したのは私だけではないはずです。一貫して、宮野真守さんの読み上げの声が脳内再生されていました。

前置きはこのくらいにしましょう。西野さんは批評家ではなく実践家なので、机上の空論に終始せず、実践して検証した結果を教えてくれています。したがって、説得力はありますね。

特に収益化するための4象限が面白かったです。Twitter眺めてみれば分かるんですけど、フォロワー数の多い人(=西野さん的に解釈すると「認知度が高いが、信用度は不明」)ほど影響力があって、更には世論を誘導することになるパターンは結構見てきました。ツイート内容が正しいかどうかは別として。しかし、今の時代は認知度よりも嘘をつかない(=信用度の高い)人が求められています。今のTwitterって情報ツールと化していて、テレビよりも主権握っているんですよね。というのも、メディアは真実を伝えていないことが、インターネットの発達を通じて露呈したためです。したがって、人々はTwitterで「認知度は低いが、信用度が高い」アカウントを求める傾向にあるように思うのです。

また、「貯金」と「信用」の対比って何かに似ていませんか。そう、IT業界で馴染み深い「オンプレ」と「クラウド」です。アプローチの仕方は同じだと思うんですよね。貯金がオンプレで信用がクラウド。信用を得ることで好きな時に好きなだけお金引き出せることを考えれば、好きなタイミングで利用できるクラウドと変わりませんよね。

ここで少し懐疑的な意見を述べます。現金と異なり、信用って時間的コストがかかる上に不安定だと思うんですよね。例えば、10万円で始められる事業があるとします。そこで「やりがいのある仕事で貯金10万円分を稼ぐvs貯金0だけど信用指数を10万相当まで貯めクラウドファンディングを利用する」という構図を考えてみましょう。この場合、前者の方が資金調達のスピードは速いんですよ。何故か。後者の信用を集めるためには実績が必要だからです。したがって、実績を残すために費やした時間的な労力に対して、得られる信用って少ないんですよ。数値化するなれば、10の信用を得るために費やした労力って20以上であることが多いです。対して、やりがいのある仕事は、そこまで苦労せずに固定給を貰えるので労力は5程度だと思います。欲しい時に換金できる信用は確かに便利なんですが、その信用を積み上げるまでが長い上に、積み上げた信用は簡単に崩れてしまうという脆弱性もあります。砂浜でつくったお城が打ち寄せた波によって一瞬で崩れ去るように。

しかし、一個人として稼ぐ身体をつくるべきだという意見には賛成しています。信用は当然会社内でも重要ですけど、クラウドファンディングでの信用の方が規模が莫大ですよね。それに会社で信用を得れば昇給するんでしょうけど、その分責任重大なプロジェクトにアサインされて負担ばかりが増えていく可能性もありますからね。クラウドファンディングでは、その主体となる本人は責任感が付き纏うものの、自分で立ち上げた以上熱意の方が勝りますし。

現代は貯金時代なのか貯信時代なのか。そこは意見が分かれるでしょうから個人で見極めるべきだと思います。でも、理想なのは貯金と貯信どちらも達成できている人でしょうけどね。個人として稼ぐ力がないと感じるなら、今所属している会社に寄生するというのも立派な回答だと思います。

私の結論としてはこうです。休職前に所属していた会社にはもう何も望んでいませんから、籍だけ置き、会社以外の時間に有益なブログを更新し続けます。社会のために、延いては私の読者のために有益なブログを構築します。「読者数」ではなく、「読者一人あたりの信用度」を高めることが得策だと考えています。量より質を重視するということですね。「認知度は低いが、信用度は高いブログ」とも言えます。これはGoogleAdsenseの方針にも則っているので望ましいやり方だと思います。嘘を書かず、核心を突くブログ内容を意識します

蛇足ですが、私がクラウドファンディングを立ち上げる側ではなく、支援する側に回った場合、非協力的になると思います。人を信用すれば安定して望んだ対価を得られると思うのは危険です。クラウドファンディングで言うところの「購入型」に該当しますが、日本人って見返りをすぐ求める民族ですよね。しかし、人って基本的に信用してはいけないと思うのです。恩を仇で返される可能性も否定できないからです。人の心はすぐ移ろうので、すべて自分の利益のために貯金しておいた方が身のためです。そして今の自分に投資するべきです。「現物主義」こそ重要なのです。モノは永久不変ですからね。信用は崩れますが、金融資産は崩れることがありません。