昨日はブログ更新が滞ってしまい申し訳ない。18:30から開幕したソフトバンクvs広島の日本シリーズが延長12回までもつれ込んでしまい、4時間以上テレビに釘付けにされてしまっていた。
何を隠そう、私は幼少期から福岡ソフトバンクホークスの一ファンである。今でも鮮明に覚えているのが、いつしかのソフトバンクvsロッテ戦。激戦の末、ソフトバンクが敗北を喫した時は、滝のように号泣してしまった。
今日はそんな「応援」をテーマにした記事を書いていきたいと思っている。応援と一口で言っても、勝負事でのチーム贔屓いわゆる「サポータ心理」と、アイドル・歌手等を一途に応援する「オタク心理」によって心理状態が異なる。
サポータ心理
サポータは応援することで勝利・敗北の疑似体験をする。私は、自分で勝ち取った経験が不足している人ほど熱狂的なサポータになると考えている。
勝ち取った経験が不足している人は当然、他者から承認される機会も少ない。したがって「マズローの五大欲求」に包含されている「承認欲求」を、勝者との結びつきを強めることによって得たいと感じるようになるのだ。
その前提条件として、人間は勝者との結びつきを意図的に強めることで、承認欲求を満たすことができるという理論がある。
また、サポータ心理についてメンタリストDaigoが興味深い見解を示している。簡潔に要約すると以下の通りだ。
「サポータの発言に耳を傾けてみると、試合結果で主語が変化していることが分かる。勝利チームのサポータは"俺たちが勝った"と言うのに対し、敗北チームのサポータは"彼ら(選手たち)は負けた"と言う。」
つまり、チームが勝利した場合は結びつきをより一層強くしようとし、敗北した場合は距離をとるようになるということである。
オタク心理
まず断りを入れておきたい。「オタク」と聞くと変質者であるというイメージが先行してしまっているが、「オタク」とは何かひとつの物事に精通している人を指す。そのため、マイノリティの感じる言葉であるが、最近はオタク文化が広く浸透・認知されつつあり、マジョリティになりつつある。
オタクは特定のアイドル・歌手を崇拝の対象として捉え、資金力のある限り、マシンガンのように持ち金を貢いでいく。そのため、よく「オタクはアイドル・歌手にとってはATMのようなものである」という意見が飛び交っている。
オタクはサポータとは異なり、承認欲求を満たすために活動しているのではない。アイドル・歌手を「人生の生きがい」としている。つまり、応援対象がいることによって日々の殺伐とした生活を豊かなものにしているのだ。
言い換えると、オタクはアイドル・歌手から「夢」を買っている。そのため、アイドル界隈の用語として特定のメンバーを応援することを「推す」と表現するが、その高潔さからお仕事になぞらえて「推し事」とも言われる。
夢を買う推し事、偉大すぎて私にはできない。。。