みーくんの思考世界

自閉症スペクトラム障害、うつ病により休職中の社会不適合者が綴る雑記ブログです。現在は、転職も視野に入れています。

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心療内科の現場で採用されている心理検査

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今月16日から、リワークが始まる。標準期間は6ヶ月と聞いておりかなりの長丁場だ。事前に私は2つの心理テストを渡された。それは「POMS」「P-Fスタディ」と呼ばれるものだ。

今日は上記2つの心理テストを実体験したため、その概要と特徴についてまとめてみたい。

 

POMSとは

「気分」「感情」「情緒」等の側面からアプローチし、人間の情動を検査するものである。1950年代後半から1960年代初頭にかけ、アメリカで開発が進められた。それが1990年代初頭に日本語へ翻訳され、1994年に日本版POMSとして完成した。今日私が体験したのは「POMS2」と呼ばれるものであり、2012年に「初代POMS」から改訂されたものである。

その内容は過去1週間の「気分の状態」について6尺度で測定し、受験者のここ最近の気分状態を把握するものである。

その6尺度は以下の通り。

 

・緊張(Tension)、不安(Anxiety)

・抑うつ(Depression)、落ち込み(Dejection)

・怒り(Anger)、敵意(Hostility)

・活気(Vigor)

・疲労(Fatigue)

・混乱(Confusion)

 

私は心理学部出身で、心理テストについても実践的に扱ったことがあるのだが、この手のものは受験者が意図的に回答を変えることができるため、信憑性が総じて低くなる。そのため、リワーク施設側はもう一つの心理テストを課したのだと思われる。

ちなみに解答欄は5項目あり、それぞれ「まったくなかった」「少しあった」「まあまああった」「かなりあった」「非常に多くあった」の中から一つだけ選択していく形式である。説明用紙にはできる限り直感で答えるようにとの注意書きがあった。

 

P-Fスタディとは

回答者が表現できない潜在意識を探ることを目的とした調査方法である。この調査方法を投影法とも呼ぶ。

1948年にワシントン大学の心理学教授ソールローゼンツアイクによって開発されたものである。

日常的によく経験する場面と共に2人の登場人物が描かれており、左側の人物の吹き出しには、右側の人物を欲求不満に陥れるようなコメントが描かれている。そこで、右側の人物の吹き出しに受験者が自由連想したセリフを書き込んでもらう。これが全24パターンある。

つまり、直感的に受験者のコメントを書き込んでもらうことによって、欲求不満な場面に遭遇した時の攻撃性が露わになる。

その攻撃性は主に「攻撃型」と「攻撃方向」によって次のように大別される。

 

攻撃型

・障害優位型

・要求固執型

・自己防衛型

 

攻撃方向

・内罰型

・外罰型

・無罰型

 

POMSとは異なり、投影法は受験者が回答を故意に誤魔化すことができないので利点として挙げられる。作為的に回答すれば、いずれ整合性がとれなくなりバレてしまうからだ。

また、POMSは「広範囲に回答者の情動を検査する」のに対し、P-Fスタディは受験者の適応性・攻撃性を検査することにより「思考のクセを見つけ出すこと」を目的としている。

 

なんだかんだまとめてみたが、心理学部でカウンセリングを学んでいたのに、逆に自分がされる側に回っている現状を見ると滑稽に思えてしまう。

もしかすると、私は人をカウンセリングしたかったのではなくて、人に自分の心を知ってもらいたいという潜在意識が顕現して心理学を志したのかもしれない。

たまには、大学時代に心理学の講義で配られたレジュメでも漁って思い出に耽るのもまた一興だろう。